どらくりあんびえんとどりーむ

1. ひとりになれる空間に行きましょう。

2.ドアを閉め、イヤホンをつけるなど静かに音を聴ける環境をつくります。

3.自分の呼吸音や脈が聴こえますか?

4.準備ができたら再生ボタンを押し、丁寧に耳を傾けてください。

Host
YUMEGIWA

Organizer
YUMEGIWA x the ghost project

Artist
NAKAZATO Ryuzo
SING
HYUMA

Support
TINA AUDIO

Visual Design
©︎the ghost project, CHO Minjeong

《どらくりあんびえんとどりーむ》は、YUMEGIWAが2024-2025年に展開したプロジェクト「渋谷の川のヌシを呼び覚ますサウンドシステム」(SHIBUYA SLOW STREAM)の中で発表されたサウンド作品です。Nakazato Ryuzo、SING、HYUMA のコラボレーションによって制作された音楽は、ヌシをはじめとした想像上の生き物との交信手段として生み出されました。

わたしたちは”ヌシ”という存在を「人と自然との関係性の間に立ち上がる名付けようのない感覚のメタファー」と見定め、都市に暮らす人々の想像力の中に漂う”ヌシ”の姿を探しました。(渋谷川を起点に都市で生活する数百名の方々に”想像上の生き物にまつわるエピソード”を語ってもらうリサーチを実施しました)

やがて本プロジェクトの区切りとなる「渋谷の川のヌシを呼び覚ます儀式」を経て、わたしたちは「かつて渋谷川にはヌシがいたかもしれない、しかし今はいない」ことを知ります。それは都市に暮らす私たちが自然との関係を見失い、絆を実感できなくなったことにより、ヌシを想像したり、感じたりする力が弱くなってしまったからです。本プロジェクトの終着点は街の生命力がやせ細ってしまったことを強く実感するものでした。しかし渋谷川のヌシは完全に消えてしまったのでしょうか? それはスガタやカタチを変えて今もどこかにいるような気もします。
これからもわたしたちは、都市の中で霧散したもの、生き埋めになってしまったものなど、かつて街の中で自然との関係から夢想された良き予感や気配、身近にいてほしいと願った想像上の生き物など、目に見えない存在の語られなかった声に耳を澄ませていきます。

…もしかすると、このオンライン空間は行き場を失ったヌシたち(と、わたしたちの想像力)のシェルターなのかもしれません。

本サウンド作品は、2025年3月29日から30日まで東京・渋谷で開催される「SHIBUYA SLOW STREAM」において、YUMEGIWAが発表する「渋谷の川のヌシを呼び覚ますサウンドシステム:どらくりあんびえんとどりーむ」のオンライン版です。こちらのウェブページは物理空間とデジタル空間が接合する地点において、聴取体験がどのように拡張され再構成されるのかを体験できるよう設計されました。本協力は2025 the ghost projectのサウンドアート企画「鬼哭啾啾(kikoku shushu)」の一環として実施されます。

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